ココロとカラダに優しい土用の過ごし方
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間の事で、季節と季節の間の変化の時期です。夏の土用の「丑の日」はよく知られていますが、土用は全ての季節にあります。
土用の養生法は、各季節の養生法と同じですが、変化の時期なので体調も変化し崩しやすいので気をつけましょう。
土用の食べ物
食事は各季節の物を取りましょう。
消化器の働きに負担がかかりやすい季節なので、季節の変わり目は「食べ過ぎない」と「消化しやすい物」を意識しましょう。
土用のマクロビオティック
土用の食事も基本的には各季節と同じです。
土用は変化の季節で体調を崩しやすいので、「中庸」の物を取って体のバランスに気をつけましょう。
五行説で考えると土用の五味は「甘味」です。
「甘味」には、体の気や血を多くして体を潤し、心と体を緩める。という働きがあります。疲れた時やストレスを感じた時、考え過ぎで頭の中を整理したい時などには「甘味」のものが効果的です。
ただし、この「甘味」は穀物の甘味の事を言います。なので、砂糖などの甘さが強い物は体への負担が大きいので、摂り過ぎないように注意が必要です。
●ココロとカラダを緩めるために「甘味」を取りましょう。
●「甘味」の働きを助けるために合わせて「苦味」を取りましょう。
●バランスを取るために 「甘味」と一緒に「塩味」を取りましょう。
体に良い物でも食べ過ぎては意味が無いので、「腹八分目」と、消化器の負担を減らすために「良く噛む」ことを意識してくださいね。

土用の丑の日のウナギ
暑さと湿気で体がバテて来るので、精のある物を食べて乗り切ろう!と言うのが、一般的に言われている「土用の丑の日」ですよね。
ウナギは脂も多く、確かに精が付くかも知れませんが、ちょっと重たいと感じる人もいらっしゃると思います。
土用の過ごし方のポイントは、「消化器に優しくする」です。お腹が元気で丈夫な方なら良いかも知れませんが、そこまで自分の消化器の強さに自信の無い方は、ウナギではなく、もっとさっぱりとしていて、消化器の働きを助けてくれる物の方が良いかも知れませんね。